「共感」の大切さ
「虐待を受けた子どものこころ」をわかりやすく描いた本を2冊頂きました。 著者は、中津市出身の臨床心理士、清原友香奈さんです。
タイトルは「感情を共有してもらえず育った子」と「理不尽に叩かれて育った子」。 いずれも、パラパラ絵本で子どもの心の動きを描いています。 余分な文字がないので、子どもの気持ちが響いてきます。
最初だけですが、動画でもご覧になれます。
赤ちゃんの「泣き」の欲求に応えたり、「喜び」の笑いに共感したり。 そんな保護者の関わりから、赤ちゃんは安心感や安堵感を抱き、信頼の気持ちを覚えます。
このような乳幼児期の情緒的なつながり(愛着)は、その後の人格形成に大きく影響すると言われています。保護者や保育者から、応答的な関わりを得られないままに、共感を得られないままに育つと、 「感じること」をしなくなり、自分の存在に対しても意味を感じることが出来なくなるからです。
子育て中のママだけでなく、子どもと関わる全ての人に“パラパラ”して頂き、 子どものこころに「共感する大切さ」を、改めて感じてもらいたいなと思います。
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