グローバルな子に育てる方法
『我が子をグローバル人材に育てる方法』と題した、 坪谷ニュウエル郁子先生の講演を聞いてきました。
坪谷先生は、東京インターナショナルスクールの代表で、 国際バカロレア機構の委員、さらには内閣府の教育再生実行会議委員などを 務めていらっしゃいます。
「東京インターナショナルスクールの創設理由は、娘の教育のため」だったとのこと。 我が子の教育を思う母の気持ちは.......もちろんその実行力に大きな差があるわけですが...... 皆同じなのですね。
さて本題の講演の内容です。
2020年の大学入試改革で、英語の試験が大きく変わります。 センター試験が廃止され、民間の検定試験が導入されますが、 中でもTEAP(Test of English Academic Purposes)が主流になる見込みだそうです。
また、むしろ日本の教育の良さに気づいて欲しいとのこと。 インターナショナルスクールの代表がこの点をおっしゃるとは、面白い指摘です。
私たち日本人は、教室の掃除を自分たちでしますね。 空間や物への愛着をもって、その環境に感謝することを学びます。 またコミュニケーションにおいては、相手の気持ちを暗黙のうちに考え、空気を読みます。 そのような日本の文化は他になく、高いコミュニケーション力につながるため、 日本の小学校に通い、日本文化にふれる教育を受ける事を推奨されていました。
一方で欠けているのが、「自信」と「行動力」と「発信力」。 アクティブラーニング等を通してこの辺りの能力を鍛え、 世界の中で生き抜く力を身につける必要性を訴えていらっしゃいました。
最後に、坪谷先生から頂いた、力強いメッセージを3つ。
・「相手を敬う日本文化が海外で広げれば、世界はもっと平和になる」
・「教育によって子どもは変わる。子どもは未来をつくる。だから教育で未来は変わる」
・「我が子は親のものではない。未来の社会のもの。親は未来を育てている。
その誇りをもって、意識をもって子育てをして欲しい」
グローバル人材を育てる環境の根本には、このような養育者や保育者の広い視野と、 パワーや愛が不可欠なんだなと感じた講演でした。
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